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実は残業が多い? 美容師の勤務時間について

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実は残業が多い? 美容師の勤務時間について

実際に美容室で働いてみると「想像していたものと違う」という印象を持つ人も少なくありません。
美容師を目指すのであれば、美容師の勤務の実態を知ることも大切です。
そこで今回は、美容師を目指すうえで知っておきたい勤務時間についてご紹介します。

美容師の勤務時間は?

美容師の勤務時間は、美容室の営業時間だけではありません。
営業時間中におけるお客さまの応対以外にも、開店前や閉店後の掃除、ミーティングなどが営業時間外にあります。
また、美容師の専門学校を卒業して資格を取得したとしても、「美容師になってから腕を磨いて一人前になる」というのが美容業界では一般的な考え方です。
そうなると、基本的に営業時間外に技術を磨かなければなりません。当然このような自主練に関しては勤務時間とみなされない場合が多いです。
前提として「美容室が営業している時間だけが勤務時間」というわけではないことを理解しておきましょう。

お店の規模による美容室の勤務時間の違いとは?

実は残業が多い? 美容師の勤務時間について

美容室の規模によっても、美容師の勤務時間は大きく異なります。
規模の小さい美容室は、お客さまも顔馴染みの方が多いので施術もスムーズに進み、比較的早く帰宅できる傾向にあります。
ただ、従業員の数が多くないので色々な先輩の指導を受けられるわけではないですし、毎日お店で技術を学べるかは先輩やお店の方針次第ともといえるでしょう。

一方、大規模な美容室の場合は、従業員も多く帰宅時間が遅い傾向にあるといえます。
チェーン店や大型店舗などの大規模なお店は、スタッフ間の上下関係がはっきりしているので、先輩よりも早く出勤し先輩よりも遅く帰宅するというのが当然のようになっている場合があります。
ただ、多くの先輩から技術を学ぶことができますし、同期とのライバル意識も高くなるので、モチベーションもあがります。
店舗の方針によっては、遅くまで練習できる場合が多いです

さらに、規模が大きく有名な美容室では、ショーや撮影など営業時間外で行われるイベントが多くなります。その準備などもあるので営業時間外の勤務時間が増える傾向にあります。
勤務時間は増えるかもしれませんが、ショーや撮影など営業時間外で行われるイベントも美容師人生のなかで大きな経験となります。
これからの美容師人生を考えて、「良い美容室か否か」を勤務時間だけで判断せずに、こういったポイントもおさえておきましょう。

日々経験を積んでいき、ある程度の技術を習得してレベルが上がるまでは、勤務時間も長く、プライベートがないと思ってしまうかもしれません。
アシスタントはスタイリストになるために時間を割いて努力する時期なので、仕事とプライベートの区別が難しくなってしまうこともあります。
しかし、大切なことは、自分の目標に向かってどのような経験を積んでいくかということ。
勤務時間だけで判断せずに、自分に合った美容室を選ぶことが大切です。

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