美容師として就職、転職を考えている方にとって、まず第1の壁となるのが「履歴書」の記入ではないでしょうか。
とくに、悩んでしまうポイントといえば「志望動機」ですよね。
「考えがまとまらない」「どうやって文章にしたらいいのか思いつかない」というお悩みを抱く方は多いはずです。
しかし、履歴書はコツさえ掴めば、誰でも書けるようになります。
大切なのは、履歴書という限られたスペースの中で「美容師としての自分をどれだけアピールできるか」です。
印象的な履歴書を作り上げるための、基本的な履歴書の書き方や、気を付けたいポイント、郵送の際の注意点、志望動機の書き方のコツについてご紹介していきます!
履歴書も第一印象が大切! 丁寧な字でキレイな文面を
よく「第一印象が大切」という言葉を聞きますが、履歴書も同様です。
キレイな字で丁寧に書かれた履歴書は、読み手側に誠意が伝わります。
自分の書く文字に自信がない方でも、丁寧な書き方をすればOK。
誰もが読みやすいと思える字で「止め」「はね」「はらい」など、細部にまでこだわりましょう。
また、日付を記入する欄があるときには「H○○」と略したりせずに「平成○○年」と正式な形で書くことも忘れずに。
住所なども、都道府県名からしっかりと記入しましょう。
履歴書を郵送する場合の注意点って?
完成した履歴書を郵送する場合には、宛名書きや送り方にも注意が必要です。
ついつい履歴書購入時に一緒についていた封筒を使ってしまいそうになりますが、実はこれはNG。
社会人らしい履歴書マナーを身に付けましょう。
履歴書郵送時に用意するべきものをご紹介いたします。
- 履歴書
- クリアファイル
- A4サイズの紙が入る白い封筒
- 送付状
- 職務経歴書などの応募書類(提出を求められた場合のみ)
履歴書を郵送する場合、どうしてもシワになってしまったり、折れてしまったりすることが考えられます。
その事態を避けるためにもクリアファイルに入れることは大切です。
新品のキレイなクリアファイルを用意しましょう。
「送付状」とは、この封筒の中に何の書類が入っているのかを書くものです。
添え状やカバーレターともいわれています。
クリアファイルの1番上にはさむのがポイントです。
「学歴」・「職歴」は分かりやすくまとめて
意外と記入が面倒な「学歴」や「職歴」の欄ですが、誰が見てもひと目で内容が分かるような書き方をすることがポイントです。
卒業年と、入学年までしっかりと計算して正確に記入しましょう。
職歴は、会社名を略さずに正式名称で書くようにします。
「社名」「業種」「従業員数」「配属店舗」「役職名」なども、きちんと記入してください。
「免許」・「資格はもてるもの全てを記入するつもりで!
履歴書を書くときには、記入できるところは全て埋めることが基本です。
空欄が多くなると、内容が薄い履歴書に見えてしまいますし、せっかくのアピールできる機会を逃しているのと同じになってしまいます。
美容師免許を持っているならばもちろん記入しますが、他にも車の免許や英検、TOEICなども必ず記入しましょう。
さらに、ネイルや着物の着付けなどの資格は美容師にとって大きな強みとなります。
必ず記入をして、なるべく空欄の少ない履歴書を目指しましょう。
美容師の履歴書「志望動機」の書き方のコツとは?
美容師の就職や転職の際には「なぜ美容師になったのか」ではなく「なぜこの美容室に決めたのか」をアピールすることが最大のコツ。
以下の点に注意して、一度自分の気持ちを書き出してみましょう。
- なぜこの美容室に入りたいと思ったのか
- 美容師として、この美容室に貢献できることは何か
- どんな美容師になりたいのか
- 自分が持っている美容師としての特技や、スキルはどんなものなのか
履歴書は、面接へ進む為の書類審査としての役割もありますので、就職や転職の際にはとても重要なポイントとなります。
いかに「実際に会ってみたいな」と思わせるかが履歴書作成のコツなのです。
今回ご紹介した履歴書の基本と書き方のコツをしっかりとマスターして、就職や転職に挑みましょう!